少年消防クラブ活性化推進会議〔事務局(一財)日本防火・防災協会、(公財)日本消防協会〕では、全国の少年消防クラブの指導者を対象に、令和2年2月15日(土)・16日(日)の2日間、東京都千代田区のホテルルポール麹町において「少年消防クラブ指導者交流会」を開催し、全国から90団体の指導者の方々にご参加いただきました。
この指導者交流会は、少年消防クラブの活動事例を紹介するとともに、相互に情報交換を行うことにより、今後の少年消防クラブの活性化に役立てていただく目的で、平成25年度より毎年開催しています。
第1日目
『開会挨拶』
少年消防クラブ活性化推進会議 秋本敏文委員長による開会の挨拶で始まり、続いて総務省消防庁地域防災室長 田中 昇治氏、文部科学省総合教育政策局安全課安全教育推進室長 粟井 明彦氏より、少年消防クラブに対する期待等について挨拶をいただきました。
秋本委員長による挨拶
会場の様子
田中 消防庁地域防災室長
粟井 文部科学省総合教育政策局
安全課安全教育推進室長
『報告等』
事務局から、「令和2年度少年消防クラブの育成支援事業」、「令和2年度消防庁予算 少年消防クラブ関連事業」、「文部科学省令和2年度施策 少年消防クラブ関連事業」について報告いたしました。
『活動事例発表』
昨年7月スイスで行われ、日本全国から24名の少年消防クラブメンバーを派遣した「第22回ヨーロッパ青少年消防オリンピック」と、昨年8月22都道府県から53クラブ364名が参加し、徳島県で開催された「全国少年消防クラブ交流大会」の様子を記録したビデオ上映を行いました。
続いて、次の4クラブの指導者から、地域の紹介やそれぞれ少年消防クラブとして日頃活動している内容等について発表が行われました。
北海道 厚別中央しなの少年消防クラブ
神奈川県 平塚市少年消防クラブ
山梨県 加納岩少年消防クラブ/塩山少年消防クラブ
高知県 南国市少年消防クラブ
厚別中央しなの少年消防クラブ
平塚市少年消防クラブ
加納岩少年消防クラブ / 塩山少年消防クラブ
南国市少年消防クラブ
―講演―
小林 防衛大学校教授
『極端気象から身を守る』
防衛大学校地球海洋学科 教授 小林 文明氏より「極端気象から身を守る」と題し、近年各地で起きている「ゲリラ豪雨」、「竜巻などの突風」、「40℃に達する猛暑」等のような『極端気象』から、気象の前兆をいち早く読み解き、行動パターンから自分たちの身を守る術について、また、以前は発生件数が少なかった竜巻が毎年起こるようになり、その威力と対策等について講演を行っていただきました。
2日目
『避難所運営訓練(HUG)』
中村講師
防災図上訓練指導員 中村敏一講師による「避難所運営訓練(HUG)」を10グループに分かれて行いました。
HUGとは、平成19年に静岡県が開発した防災ゲームで、大地震発生時等の避難所運営を皆で考えるため避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するものです。
会場の様子(1)
会場の様子(2)
西藤理事長による閉会の挨拶
『閉会』
日本防火・防災協会 西藤理事長より閉会の挨拶を行い、2日間の交流会を終了いたしました。