令和4年中の火災の状況について、1月から12 月までの確定値を取りまとめましたので、その概要を公表します。
前年と比較すると、総出火件数、火災による死者数ともに増加しています。
1 総出火件数は36,314 件、前年より1,092 件の増加
総出火件数は、36,314 件で、前年より1,092 件(3.1%)増加しています。火災種別では、建物火災が618 件増加、林野火災が12 件増加、車両火災が103 件減少、船舶火災が15 件増加、航空機火災が2 件増加、その他火災が548 件増加しています。
2 総死者数は1,452 人、前年より35 人の増加
火災による総死者数は、1,452 人で、前年より35 人(2.5%)増加しています。負傷者数は、5,750 人で、前年より317 人(5.8%)増加しています。
3 住宅火災による死者(放火自殺者等※を除く。)数は972 人、前年より6 人の増加
住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。)数は972 人で、前年より6 人(0.6%)増加しています。このうち65 歳以上の高齢者は731 人で、前年より15 人(2.1%)増加し、住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。)数の75.2%を占めています。
(※ 放火自殺(心中を含む。)者及び放火自殺巻き添え・放火殺人の犠牲者。以下同じ。)
4 出火原因として最も多いのは「たばこ」、次いで「たき火」
総出火件数36,314 件の出火原因別の内訳は、件数の多い順に、「たばこ」3,209 件(8.8%)、「たき火」3,105 件(8.6%)、「こんろ」2,771 件(7.6%)、「放火」2,242 件(6.2%)、「電気機器」1,960 件(5.4%)となっています。また、「放火」及び「放火の疑い」を合わせると3,710 件(10.2%)となっています。
(総務省消防庁HPより)