「第６９回富山県小学生火災予防研究発表大会」を開催
富山県では、毎年、秋季全国火災予防運動にあわせて、県内の小学生を対象とする火災予防に関する研究、体験等についての発表大会を開催し、防火思想の普及・啓発と少年消防クラブの発展向上を図り、火災のない安全で住み良い地域づくり・郷土づくりを推進しています。
今年は、令和５年１１月１１日（土）に富山県教育文化会館（富山市舟橋北町）で開催し、県内の13校90名の小学生が、研究成果について元気よく発表しました。
今回の大会で、特選及び北日本新聞社賞を受賞した南砺市立福光南部小学校は「地域のためにできること。～ミッション電気火災をなくせ～」と題して発表しました。電気火災を無くすということにテーマを絞り、意識調査の結果から優良電子機器に付いているＰＳＥマークの認知度が低いなどの課題を導き出し、リーフレットの作成や地域の方に広く呼びかけたこと等が高く評価されました。
特選 南砺市立福光南部小学校
金賞 高岡市立千鳥丘小学校 また、金賞を受賞した高岡市立千鳥丘小学校は「みんなが過ごしやすい町へ～私たちができることを考えよう」と題して発表しました。地域のアンケートから火事になるとヒヤリとしたことがある家庭が30％以上あることに着目して、実際にヒヤリとした事例から予防のポイントを考え、火災予防新聞にしたり、標語して地域の方に見てもらったりした活動などが評価されました。
「少年消防防火書道大会」を開催
伊万里・有田地区幼少年女性防火委員会では、火災予防啓発活動の一環として伊万里・有田消防組合伊万里消防署、（一財）日本防火・防災協会との共催で「少年消防防火書道大会」を開催しました。
この大会は、少年消防クラブ員（伊万里市内小学校６年生）を対象に防火書道を通して少年期における火災予防思想の普及と防火意識の向上を図ることを目的として、開催しているものです。
少年消防クラブ員たちが、心を込めて書き上げた「火災予防」のメッセージが令和５年１１月９日（木）から１５日（水）にかけて、伊万里市民図書館展示ホールにて展示され、クラブ員だけではなく来館者の防火意識の向上にも貢献できたことと思います。
防火書道は、学校教育の一環として根付いており、今年度は４６３名の参加を得ることができました。
これからの将来を担う児童たちへの火災予防啓発活動のひとつとして更に発展させていければと考えています。
火災予防運動期間に合わせ作品を展示
(伊万里市民図書館 展示ホール)
最優秀作品