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2002年10月

7.道府県婦人防火クラブ連絡協議会会長だより

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『 ⽕の⽤⼼―防災 』にかける熱き想い︕

⿅児島県婦⼈防⽕クラブ連絡協議会
会⻑ 林 麗⼦さん

『⽕の⽤⼼―明⽇12時帰る』⽗は常に出張先より家族に電報を打った。

⽗の熱き想いは、寝室の枕元に何時も置いていた「消防ハッピ」であった。

私の⽣家には「安政3年4⽉吉⽇」「⽕の⽤⼼」と曽祖⽗が墨痕鮮やかに記した神棚がある。その⽕の神を祭り、⽕災の無い幸せな社会を祈る「⽕の神講」が150年以上も受けつがれているのである。

私の住む街は、北に霊峰霧島を南に雄⼤な桜島をのぞむ「花は霧島・煙草は国分」と、オハラ節に唄われている⿅児島県国分市である。昭和34年、近所に発⽣した⽕災を、いちはやく、婦⼈達のバケツリレーで⾒事消しとめた業績を記念し、昭和34年6⽉1⽇全国に先がけて、国分市婦⼈防⽕協⼒会を結成した。以来婦⼈消防祭を開催、消防団・地域住⺠の防⽕思想の普及推進のため、毎年バケツ操法⼤会を開催、更に昭和60年9⽉1⽇、総合体育館において、幼少年・婦⼈・消防団、3,000⼈⼤会を、⽇本防⽕協会笹川会⻑御臨席の元に盛⼤裡に開催、広く防⽕思想の啓蒙のため積極的な活動を展開した。

昭和59年4⽉、⿅児島県婦⼈防⽕クラブ連絡協議会を設⽴した。今や全国婦⼈防⽕連合会員約240万⼈の⼤きな輪を展開、地域の⾃主防災組織の中核として、⽇頃から積極的に防災活動を推進して参ります。更に「⽕の⽤⼼・防⽕への誓い」を⼼新たに決意する次第でございます。


(消防庁機関紙「消防防災/2002-6・夏季号(創刊号)」より転載)

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