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2005年4月

1.少年少⼥消防クラブフレンドシップ2005の開催

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 少年消防クラブは、学校や家庭などにおいて防⽕・防災意識 を⾼めることを目的とする⾃主的な防災組織です。
 主に10歳から15歳までの少年・少⼥により構成され、少年 期から防⽕・防災についての知識等を⾝近な⽣活のなかに⾒い だすとともに、⽇ごろから防⽕・防災講習会等への参加、⽕災 予防ポスターの作成、防⽕パトロールや防⽕・防災に関する研 究発表会の実施などの活動を⾏っています。
 昭和25年の制度発⾜以来、少年・少⼥に地域のリーダーと なってもらうため、あくまで純粋な社会教育クラブとして活動 が続けられており、全国で5,980クラブ、約46万⼈のクラブ員 が各地域で⽕災のない明るいまちづくりのために活躍していま す。
 少年少⼥消防クラブフレンドシップは、少年消防クラブの育 成発展に寄与するため、優良少年消防クラブ及び指導者の表彰 を⾏うとともに、少年消防クラブ員の交流を通じて、その活動 の⼀層の活性化を図るために開催されています。
 少年少⼥消防クラブ及び指導者の表彰式が、平成17年3⽉28 ⽇(⽉)午前12時30分より、東京都港区「三⽥共⽤会議所」 において⾏われ、消防庁⻑官より、活動が、特に優良な少年消 防クラブ(14団体)、優良な少年消防クラブ(32団体)及び クラブの育成・発展に寄与された少年消防クラブの指導者(9 名)が、表彰されました。
 消防庁林⻑官により、「全国少年消防クラブの多くの団体の ⽅々にそれぞれの地域で活動していただいているわけですが、 そのなかでも特に顕著な活動が認められて、本⽇受賞となった 皆様に⼼からお祝い申し上げます。」と挨拶の後、表彰となり ました。特に優良な少年消防クラブには、表彰状と副賞のクラ ブ旗が、優良な少年消防クラブには盾が、また、特に優良な少 年消防クラブの指導者には表彰状の授与が⾏われました。
 来賓祝辞において、当協会秋本理事⻑が「昨年、⼤変多くの 災害が起こり、いつどこで何が起こるか分からないことを実感 させられました。そこで、これから⼤事なことは⽇頃からの備 え、そして何かあった時はみんなで⼒を合わせることです。こ れは災害だけでなく、皆さんが社会で暮らしていく上でも⼤事 です。皆さんが表彰をお受けになったのはそういった事を⽇頃 からよくやっているからだと思います。そのことをずっと続け ていき、そして⼀⼈⼀⼈が安全に幸せに暮らしていけますよ う、願っています。」と挨拶しました。
 最後に、受賞者代表の奈良県⽣駒台少年消防クラブ・⾼澤靖 さんによる、以下のお礼の⾔葉が述べられました。
 「ただいま表彰いただいた少年消防クラブを代表して、お礼 申し上げます。私達、⽣駒台少年消防クラブは、昭和55年に 結成され、⾃分たちの町を⽕災や災害から守るため、活動して きました。現在、⼩学1年⽣から6年⽣まで11名で活動してい ます。年間を通じて、⽕の取扱いや消⽕訓練、応急⼿当の講習 など⾃分たちで⾏う研修会のほか、防災に関する施設の計画、 地域の夜回りや⽼⼈ホームへ⾏って、お年寄りに私達がついた つきたてのお餅を配って⽕の⽤⼼のPR、⽕災予防運動では⿎ 笛隊を結成してパレードと、いろいろな活動をしています。こ の活動で⾝につけた知識を家庭や学校の⽣活に活かすだけでな く、地域の⼈達と⼀緒に⼤きな防⽕・防災の輪を作っていきたいです。先輩から受け継いできたクラ ブの活動を今⽇は表彰されて嬉しいです。これからも、より多くの⼈達に私達の活動を知ってもら い、今⽇のこの表彰の嬉しさをバネに、どんどん勉強して⾃分たちの⼒で安全で安⼼して暮らせる町 に少しでも近づけるように頑張っていきます。今⽇は本当にありがとうございました。」この受賞者 代表の⾔葉に、表彰団体や表彰者からは惜しみない拍⼿がおくられていました。
また、この後、会場を市町村アカデミーに移し、60名程が参加して、防災マップの作成及び発表、 防災ヘリコプター、消防⾞両等展⽰説明が⾏われました。
なお、表彰団体及び表彰者は下記のとおりです。




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