「平成19年度秋田県婦人防火研修会」を10月25日に秋田市で開催しました。当日は、県内の婦人防火クラブ31団体から150名が出席したほか、消防本部や市町村、関係団体等からの参加もあり、総勢208名による盛大な研修会となりました。
研修会では、県婦人防火クラブ連絡協議会役員によるパネルディスカッションを実施しました。第1部「婦人防火クラブの現状と課題」では、各クラブの地域での活動発表のほか、「行事への参加者が少ない」などの課題が出されました。また、一部のパネリストから、積極的な取り組みによりクラブ員の大幅な増加がみられた事例なども発表されるなど、有意義な内容となりました。会場の参加者からも炊き出し訓練などについて、質問が出されるなど、活発な情報交換もみられました。第2部「住宅用火災警報器について」では、火災予防運動週間を中心とした住宅用火災警報器の普及啓発活動や住民に対して実施したアンケートの結果などの報告がありました。また、共同購入を既に実施しているパネリストから、状況の具体的な説明があり、今後共同購入を予定しているクラブにとっては大変参考になる内容となりました。
本県では、昨年1年間の火災による死者数が42名と、過去最悪を記録しており、今後の婦人防火クラブへの期待は増すばかりです。今回の研修会は、今後のクラブ活動に資するものと思われます。