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2007年12月

9.地方からの便り

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静岡市幼少年女性防火委員会

 静岡市幼年消防クラブは、葵・駿河区支部と清水区支部の2つの支部により組織されています。これは、平成15年の旧静岡市と清水市との合併時、それぞれに組織されていた幼年消防クラブが支部という形で残り、現在に至っているからです。
 合併後は、各支部(旧市町村幼年消防クラブ)の発足経緯や組織形態等の違いから、事業内容が異なり、その統一化を図るため幼年消防クラブ会長をはじめ、各支部長、各クラブ会長には、ご理解とご協力をいただいております。

 日本防火協会共催行事である「あつまれ!ちびっこ消防隊」は、クラブ員が消防車との綱引きや放水体験などを行い、「消防」に対する関心と親しみを持ってもらうことを目的に、旧静岡市(現在の葵・駿河区支部)が昭和60年より行っている歴史あるイベントであり、合併後は葵・駿河区支部のみにて開催されてきました。
 そして、本年度は事業統一化の一つとして、清水区支部においても同イベントを開催しました。
 開催するにあたり、地理的問題から同一開催は出来ず、別会場にての開催となりましたが、関係各位のご協力によりイベントの目的である、各クラブ員が「消防」に対する関心と親しみを持つことができました。

 当局では、女性防火クラブも同様に2つの部会に分かれているため、事業統一化に向けて取り組んでいます。
 他の市町村におかれまして、幼年消防クラブや女性防火クラブに関し、合併による諸問題等が生じていることがありましたら、今後の参考とさせていただきたく、問題とその対応策を「防火ネット・ニュース」等によりご紹介いただければ幸いです。

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磐田市女性防災クラブ連絡会

磐田市女性防災クラブは12月2日の地域防災訓練にむけ女性防災クラブ防災訓練を11月23日に磐田市消防庁舎で開催し80名ほどのクラブ員が参加いたしました。
  消防職員から、災害後避難所生活での工夫などの講話(ダンボールを使用しての簡易トイレの作成・ゴミ袋、新聞紙を使用しての保温の仕方)などに続き、救急救命士の指導のもと、三角巾を使用した処置の訓練を実施し応急処置の重要性を学び、炊き出し訓練も実施いたしました。地域の防火・防災のリーダーとして、今回の講習で覚えた事を各地域に広めて災害に負けないまちづくりに役立てばと思っております。


防災講話

三角巾
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宮城県岩沼市消防本部

 岩沼市婦人防火クラブ連絡協議会の防火研修会が去る10月21日(日)午前9時から、岩沼市民会館において開催され、市内婦人防火クラブ員1,000人が参加しました。
 吉田会長から皆さんのご協力を得て防火の輪を広げましょうと挨拶をいただき開幕、続いて、市内小学校から募集した優秀防火啓発作品の表彰が行われ防火ポスター、防火標語の入賞者に表彰状及び記念品が贈られました。
 講演では「障害児者が地域で安心してくらすために」~特別支援学校における防災教育について~と題し、宮城県立養護学校岩沼高等学園教頭 菊池八恵子先生から知的障害者への防災教育、防災の話を通した災害時の障害児者への協力、そして地域共同での障害児者の育成を、とお話いただきました。
 クラブ員の体験発表では、地域クラブでの活動体験と昭和53年6月12日の宮城県沖地震で仙台市内から自宅までの帰路途上の体験記を発表していただきました。
 また、アトラクションでは踊りや合唱を4クラブ、66人が参加して行われました。
最後に全員で、吉田会長の先導により「自分達の地域から火災を出さない、自分達の地域は自分達が守る」と防火宣言を行い、櫻井副会長の閉会宣言で盛会裏に閉会となりました。
 この研修会を通して、地域における防災協力のあり方、防災対策の必要性など、防災知識の習得により、各地域住民への防災普及啓発を図り、また、火災予防思想の高揚に努めております。

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西脇市多可町少年、幼年消防クラブ

10月13日多可町中区アスパル健康福祉センターにおいて第21回少年婦人防火祭「防火のつどい」が開催され、およそ1,000人が参加されました。
 この「防火のつどい」は、幼少年期から正しい火災予防の知識を養い、また、火を取り扱う機会の多い主婦層等に火災予防思想を啓発するために行っています。
 開催日には、西脇市や多可町の少年、幼年消防クラブの演技、鼓笛演奏、婦人防火クラブの防火綱引き、情報伝達訓練などを行ないました。
 屋外では、初期消火訓練、起震車体験なども実施し、消防車両の展示コーナーでは、今年度新配備された25m級のはしご消防車の乗車体験も行い、子供たちも大喜びでした。
 そのほかにも、ミニ消防車やミニ救急車の試乗や濃煙体験コーナーもあり、たくさんの参加者でにぎわいました。

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奈良市消防局

 平成19年11月10日(土) 秋季全国火災予防運動の一環として奈良市のショッピングセンターにおいて消防フェアを開催しました。奈良市消防音楽隊の演奏からはじまり、はしご車等の消防車両の展示、子供の放水体験コーナー 防火紙芝居などには多くの親子が訪れ、防火意識の高揚と子供たちへの消防に対する関心を深めました。また奈良市では平成21年6月1日から設置義務化に伴う住宅用火災警報器のパネル展示や、逃げ遅れによる火災の犠牲者を少しでもなくすように設置率向上を願う「住警器鍋」と名付けられた女性防災クラブによる豚汁炊き出しコーナーにも多くの人が訪れ「おいしいね」「あったまるね」と笑顔が見られ、安全と安心の街づくりのため各家庭での設置を誓いました。

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伊賀市消防本部


鼓隊演奏
 伊賀市では、地域の住民の安全、安心を確保するため幼年から高齢者までを対象に「伊賀市防火のつどい2007」を開催しました。

 午前の部は、650名が集まり幼年消防クラブの鼓隊演奏や踊りそしてマジックショーなどを通じ幼年期からの火災予防を学び、最後に参加者全員で防火の誓いをしました。

 午後の部は、800名が参加、前兵庫県知事の貝原俊民さんをお招きし、「阪神・淡路大震災の学ぶ」との演題でご講演を頂き、危機に備える自助力の向上が必要であることを学びました。
防火のつどいを通して防火・防災により強い伊賀市を目指します。

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埼玉県婦人防火クラブ連絡協議会
坂戸地区婦人防火クラブ

 日は、晴天に恵まれて、「福祉であいの広場」が実施され、当クラブは、福祉の街づくりの推進を目的に毎年行われているこの事業への毎回参加しております。
 これは坂戸市・坂戸市福祉協議会が主催で開催しているもので、この広場では色々な福祉体験ができるコーナーやお得な品々がゲットできるバザーコーナー、障害者スポーツコーナーと様々なコーナーを実施しております。
 体験やスポーツをしてお腹がすいたときは、模擬店コーナーもあり、色々な体験をしてこの広場でいろんな人とのであいを楽しみにしています。
 当クラブでは、防火・防炎用品の展示、紹介及び住宅用火災警報器等の紹介を行い、市民への防火意識の更なる向上に努めています。
 また、花鉢を販売し、その収益を坂戸市福祉協議会へ寄付しています。
 このような機会に会員が福祉に対する理解を深め、福祉・ボランティア活動への参加する機会をつくることにより、福祉の街づくりに積極的に協力したいと思っています。

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船橋市幼年少年婦人防火委員会

 平成19年11月22日(木)船橋市浜町の「プレシャス船橋」において、船橋市幼年少年婦人防火委員会創立20周年記念式典を盛大に挙行しました。
 この委員会(現委員長 めぐみ保育園 園長 田中 衛)は、昭和62年10月1日29団体、総員数1,742人で結成され、現在では幼年防火クラブが63団体11,996人、少年(少女)が2団体70人、婦人が2団体598人、合計67団体・総員数12,664人と増加して、千葉県内で最大の規模になるまで発展しました。

 第1部の式典では、20年の功績が認められて「めぐみ保育園幼年消防クラブ」「瑞穂幼稚園幼年消防クラブ」「三山つくし保育園幼年消防クラブ」「八木ヶ谷幼稚園幼年消防クラブ」「八木ヶ谷幼稚園婦人消防クラブ」「みどり保育園幼年消防クラブ」「中台幼稚園幼年消防クラブ」「前原睦自治会少年少女消防クラブ」の8団体が、永年の功労が認められて、「高根木戸第一町会少年消防クラブ」の相談役 淺川 昭司様と前防火委員長であった故 松崎 節生様のお2人が、それぞれ表彰されました。
 また、市内の事業所で構成されている船橋市自衛消防協会から防火委員会へ「ちびっこ防火衣」一式2体が寄贈されました。

 第2部の祝賀会では、石井 勝美 船橋市消防団長の乾杯に続き、消防局音楽隊によるコンサートマーチ「アルセナール」「川の流れのように」「レッツスイング」の演奏があり、ブラボーアンコールに応えて「世界にひとつだけの花」を奏でて、拍手喝さいを浴びました。

 続いて、プロの鈴木 久美子司会者により、(財)日本防火協会会長の片山 虎之助様を初めとする15通の祝電が披露されました。

 その後、消防局予防課職員が作成したDVDによる各消防クラブの活動状況が披露され、アトラクションとして、消防局郷土芸能部による「ばか面踊り」が披露され記念の宴に花を添えてくれました。

 21年目のスタートを目指し、食事や歓談をしながら懇親を深め、2時間30分の長時間にわたる式典と祝賀会でしたが、あっという間お開きとなりました。

 当防火委員会は、先人が築き上げてきた輝かしい歴史と貴重な伝統を継承しつつ、次世代の子ども達が、健やかで、心豊に育むことができますように保育や教育の充実と環境の整備を図り、志をともにする近隣市を初めとする県内や全国の各防火委員会の皆様と連携、協働し、活動してまいりますので、ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。 います。

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岩手県奥州市 胆江地区消防組合消防本部

 11月10日(土)、奥州市の前沢区ふれあいセンターにおいて、市町村合併後初めてとなる「第1回 胆江地区婦人消防のつどい」が開催されました。
 つどいは、地元前沢区の幼稚園児による「虎舞」で開幕し、一生懸命に舞う愛らしい園児の姿に、手拍子でステージと客席が一体となったオープニングとなりました。また、アトラクションでは、小学校児童による「百姓踊り」、婦人消防協力会の「お米ありがとう音頭」等地元ならではの伝統芸能が披露され、会場全体は和やかな笑いに包まれていました。
 特別講演では「生きる喜び」と題し、地元奥州市のみならず、広範囲にわたり子育て支援や高齢者の生甲斐支援に活躍されている、ほのぼの塾・塾長の油井 明氏による講演が行われました。その中で「記憶していることを記録して、次世代にバトンタッチ」と説かれた話は、高齢者の生甲斐づくりとともに、防災の原点をも示唆しており、会場には笑いとともに真剣な雰囲気が漂っていました。
引き続き行われた、消防職員による救急をテーマにした意見発表では、現場活動において、一般市民と救急隊員それぞれが傷病者の命を救おうとする必死の思いと、応急手当の大切さ、それを行うための勇気の必要性について、地域住民に理解を深めていただく良い機会となりました。
 今回のつどいは、秋の火災予防運動2日目でもあり、オープニングから参加者全員が1つとなって盛り上がり、婦人消防にとっても記念すべきものとなりました。胆江地区婦人消防連絡協議会・会長からは、「高齢化社会において、婦人消防の積極的な協力により、地域の防災意識の高揚を図り、さらなる婦人消防の連携を深めるため、今後も継続してつどいを開催したい」との呼び掛けがありました。
最後に、参加者全員により防火宣言を行い、地域社会の安全確保に努めることを再確認し、来年度の開催地である金ヶ崎で再開することを約束し、閉幕しました。

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岩手県奥州市 胆江地区消防組合消防本部

 「災害に強い町、災害に強い市民づくり」をテーマとし、「みんなでなろう災害に強い有田市民」をスローガンとする『有田市消防フェスティバル2007』が、10月21日(日)10時から、有田川右岸の「多目的グランド」をメイン会場とし、晴天の下盛大に行われました。  消防フェスティバルの開催を通じて、市民の防災意識の向上を図り、災害のない災害に強い町づくりを推進することを目的とし、幼年消防クラブ員588名、婦人防火クラブ員166名、他関係団体を含め約3,000名が参加されました。

 消防フェスティバルでは、幼年消防クラブによる鼓笛演奏、水消火器を使った初期消火体験、起震車による地震体験、レスキュー体験、スモークマシーンによる煙体験、ミニSL乗車など多彩なコーナーを設置し、多くの方が参加し、最後に「防火祈願餅まき大会」が行われました。
 このフェスティバルを通じ、参加者は防火意識が高揚し、災害のない災害に強い町づくりの推進に大きな効果が得られました。

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