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2011年1月

2.新年のご挨拶(消防庁長官 久保氏)

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年頭の辞

消防庁長官 久保 信保

消防庁長官 久保 信保
消防庁長官 久保 信保氏
 平成23年の新春を迎えるに当たり、全国の消防関係者の皆様に謹んで年頭の御挨拶を申し上げます。皆様方には、昼夜を問わず消防防災活動に御尽力いただいており、心から敬意を表し、深く感謝申し上げます。
 我が国の消防は、皆様方のたゆまぬ努力の積み重ねにより、制度、体制、技術等各般にわたり着実な発展を遂げ、国民の安心・安全の確保に大きな役割を果たしているばかりか、国際的にも高い評価をいただいているところです。
 昨年は、2月のチリ中部沿岸を震源とする地震による津波、6月から7月にかけての梅雨期における大雨による被害、記録的な猛暑による熱中症の救急搬送人員の増加、10月の鹿児島県奄美地方の大雨被害など、様々な災害が各地で大きな被害をもたらしました。
 また、3月の札幌市グループホーム火災の様に多くの死傷者を伴った火災、7月の山岳救助活動時における埼玉県消防防災ヘリコプターの墜落という大変心痛む事故は、いまなお記憶に残るところです。
 このように、相次いで発生する自然災害や地域社会の情勢変化による災害の複雑多様化など、消防防災行政を取り巻く状況は、急流のごとく変化しており、国民の安心・安全を維持向上させていくためには、総合的な消防防災行政を積極的に推進していく必要があります。
 このため、消防の広域化や緊急消防援助隊の充実強化など消防組織における体制の強化とともに、医療機関との連携等を一層推進する必要があります。また、併せて一般家庭における住宅用火災警報器の設置の推進や、消防団や自主防災組織などの地域における総合的な防災力の強化にも積極的に取り組む必要があります。
 現在、消防庁では、消防団の充実強化についての検討や火災予防行政のあり方に関する総合的な検討等を行っており、様々な課題について消防関係者や有識者を交えて検討しています。今後とも全国の消防機関と一体となり、国民の皆様が安心して暮らせる安全な社会を確保していくため、全力を挙げて取り組んでいかなければなりません。
 皆様方におかれましては、我が国の消防防災・危機管理体制の更なる発展と、国民が安心して暮らせる安全な地域づくりのために、より一層の御支援と御協力をいただきますようお願い申し上げます。
 皆様方のますますの御健勝と御発展を祈念いたしまして、年頭の御挨拶とさせていただきます。

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