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2011年1月

7.【婦防活動】「岡山市消防ワークショップ」を開催ほか〔福知山、群馬、尾花沢、愛知〕

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「2010婦人防火クラブ消防ワークショップ」を開催

岡山市消防局

 平成22年10月27日(水)、岡山市中区にある岡山市消防教育訓練センターに岡山市内の婦人防火クラブ48団体196名の参加者が集い、(財)日本防火協会の共催により、2010婦人防火クラブ消防ワークショップを開催しました。
 研修内容は、消防局防災管理課の職員による防災講話、NTTの職員による「災害用伝言ダイヤル」の使用方法を紹介した講話、阪神大震災のパネル展や防災グッズの展示、非常食のアルファ米やおかずの試食、消火器取扱訓練、住宅用火災警報器の展示と説明など、各コーナーに分かれて実施しました。

婦防クラブ48団体196名が参加
婦防クラブ48団体196名が参加
非常食のアルファ米を試食
非常食のアルファ米を試食

 2時間という限られた時間内でしたが、クラブ員全員が熱心に取り組み、内容の濃い研修を体験することができました。
 災害の規模が大きくなればなるほど、自助・共助の重要性が問われることを踏まえ、大規模災害時には、クラブ員一人ひとりが、周囲や地域の人々と助け合い困難を乗り越えて行くために、また、周囲の人々を災害から救うためにも、岡山市内の婦人防火クラブ員が一堂に会して交流できたことは、大きな意義があり、地域防災力の向上に貢献できたものと思われます。

消火器取扱訓練
消火器取扱訓練
住警器の展示と説明コーナー
住警器の展示と説明コーナー
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福知山市防火協会40周年記念大会を開催

京都府 福知山市少年婦人防火委員会

16婦人部による防火防災安全宣言
16婦人部による防火防災安全宣言
 福知山市防火協会は、平成22年10月31日に発足40周年記念大会を実施しました。「火事を出さない、いざとなったら初期消火」「自分たちの地域は自分たちで守る」を運動の合言葉に各地域で防火座談会、消火器・消火栓取扱訓練、救急講習を実施しています。その永年の功績が認められ京都府より知事表彰を授与されました。
 また、2名に防火功労者表彰、事務所(8)婦人部(16)に永年の功績に対し感謝状を授与しました。
16学区の婦人部長により無火災福知山をめざし防火防災安全宣言を宣誓しました。
 (財)日本防火協会と共催で婦人防火クラブ防火研修を実施、「女性の視点で考える防災」と題して危機管理教育研究所代表の国崎信江さんの講演を開催しました。

京都府より知事表彰を授与
京都府より知事表彰を授与
婦人部の代表に感謝状の授与
婦人部の代表に感謝状の授与
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婦人防火クラブ指導者育成研修会を開催

群馬県幼年少年婦人防火委員会

 平成22年11月1日(月)に群馬県市町村会館において、群馬県婦人防火クラブ指導者育成研修会が開催されました。
 まず、群馬県立県民保健科学大学講師から「生活習慣病の予防と対応策」という演題でお話をしていただきました。肥満や糖尿病といった生活習慣病の発生原因や生活習慣からの予防策等について分かりやすくお話をしていただきました。
 次に、太田市女性防火クラブ会長から今年7月に東京で開催された「第13回市町村婦人防火クラブ幹部研修会」の内容について発表をしていただきました。参加者は他クラブの住警器設置促進策や住警器の奏功事例などの発表に熱心に耳を傾けていました。

婦防クラブ約150名が参加
婦防クラブ約150名が参加
県内の各婦人防火クラブが意見交換
県内の各婦人防火クラブが意見交換

 最後に、前橋市女性防火クラブ連絡協議会会長より前橋地区の活動について発表をしていただきました。地域の防火意識高揚等を目的に(財)日本防火協会との共催で実施している「女性と子どもの防火のつどい」など興味深い活動の発表がありました。
 今回は、防火防災に関する研修だけでなく、すべての基本となる「健康」についての講演を行うなど趣向を変えましたが大変有意義な研修会となりました。

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「婦人防火のつどい」を開催

山形県 尾花沢市婦人防火協力班連絡協議会

優良婦人防火協力班を表彰
優良婦人防火協力班を表彰
 「婦人防火のつどい」は、尾花沢市婦人防火協力班連絡協議会が昭和39年に結成され、翌年の昭和40年から継続開催されている歴史ある伝統行事となっており、今年も11月14日(日)に文化体育施設(コンベンションホール)で盛大に開催されました。
 第1部で優良婦人防火協力班と防火標語コンクールの表彰や、自らの実体験や協力班の活動の体験発表が行われた後、第2部ではアトラクションとして担当の協力班によるだしものと消防職員有志によるライブ、防災上映会が行われました。また、会場ロビーでは、来場者が少年消防クラブ「防火標語」や「住宅用火災警報器」の展示コーナーに見入っていました。
 冒頭、伊藤会長の挨拶で「私たち婦人防火協力班は、『日頃から地域はみんなで支えあおう』という精神で、家庭や地域での活動に尽力しています。今日ここで発表(出演)する体験発表・アトラクションのための練習や準備も、各地区の結束力を深め大切な絆となり、その力こそが万が一の時に「共助の精神」となるのです。」と、力説されました。

防火標語コンクールの入選者を表彰
防火標語コンクールの入選者を表彰
アトラクション
アトラクション
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新潟県長岡市で婦防合同研修会を開催

愛知県婦人消防クラブ連絡協議会

約70名が参加
約70名が参加
 平成22年10月14日・15日に新潟県長岡市消防本部他において、今後、予想される東海・東南海地震に備えるため、クラブ員相互の活動内容等の意見交換の場をもち、日本防火協会の益本圭太郎常務理事はじめ愛知県及び新潟県婦人(女性)消防(防火)クラブ員、新潟県下消防本部関係者の約70名が参加して、両県の婦人(女性)消防(防火)クラブ相互の連絡提携を密にするとともに近時の災害の教訓から、全国各地で発生している自然災害、特に地震または豪雨災害での婦防連の広域的な応援体制について圏域を越えた支援のあり方について、研修・意見交換を行い愛知県と新潟県女性防火クラブ連絡協議会との交流を深めました。

 研修会初日は、愛知県の永坂会長と新潟県の橋本会長の「あいさつ」に引き続き「各県協議会の概要について」報告後、新潟県中越大震災時の緊急支援活動に参加した愛知県の小林副会長の体験談を説明後、「新潟県中越大震災」を体験した新潟県小千谷市婦人防火クラブ連絡協議会の佐藤会長及び「新潟県中越沖地震」を体験した新潟県柏崎女性防火クラブの近藤会長の地震における備え等の体験談をお聞きしました。
 それぞれの立場からの体験談は短い時間ではありましたが、参加者一人ひとりにとってとても貴重な時間となりました。今後予想される「東海・東南海地震」に備えての支援活動とクラブ員の確保や地域活動における問題点についての活発な意見交換ができました。

ガイドさんの説明を聞く参加者
ガイドさんの説明を聞く参加者
 また、益本常務理事様より「地震等災害時における緊急支援活動及び今後の婦人防火クラブのリーダーとしてのあり方について」というテーマでご講演をいただきました。特に震災時の安否情報、携帯メールの利用方法、地震での婦人防火クラブの位置づけ等参考となる内容についてお話をいただきました。

 次に、新潟県内の消防庁舎で初めて導入されたという、中越大震災クラスの振れに耐えられる免震構造をそなえた長岡市消防本部の施設見学をしました。携帯電話からの119番通報で位置を特定できる消防指令センターのシステムなど、最先端の機能を備えた部屋や、床下の免震構造システムを見学しました。

 二日目の被災地視察では、地元のボランティアガイドさんと共に、羽黒トンネルの斜面崩落場所と天空の郷を車中から見学後、木籠地区での水没家屋を見学しました。それから芋川河道閉塞、R291復旧現場、新宇賀地橋、竹沢集落側からの山古志トンネルを車中から見学した後、竹沢公営住宅のモデル棟に到着し、山古志会館において地元住民の体験談では山古志の土地柄に加え人情味ある話を聞き感動しました。

〔参加クラブ員の一言〕

研修参加者
研修参加者
  • 震災にあわれた方からの体験談は、地震の怖さをあらためて感じさせられました。いつ私達の身におこるかわからない地震です。しっかりとした備えが必要だと感じました。
  • 新潟地震の大変さが一部残されていましたが復旧の早さにおどろかされました。小千谷の消防署の素晴らしさにうらやましく思いました。
  • 震災の体験談を聞き、改めて恐ろしさを知りました。愛知県が応援に行ったことを喜こばれたと知り、またうれしかったです。いろいろな県の方と交流するというのもコミュニケーションが出来、良いと思います。
  • 名古屋より長い道のりの新潟で目にした山古志の風景を見て、大変ショックでした。建物の2階迄が土にうまり1階建ての家が建っている様でした。でも住民の人々の山古志を愛する気持ちが伝わってきました。
  • 名古屋を早朝8時出発、災害より約6年の歳月がたった、山古志の復興には大変驚きました。人の力と自然の力の大きさを感じ感銘いたしました。貴重な体験談と心温かい歓迎に心から感謝しつつ帰路につきました。ありがとうございました。
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