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2011年11月

1.東日本大震災被災地で実施した婦人防火クラブの支援活動について ~第1回~

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 本年3月11日発生しました東日本大震災で被災された3県の内から、婦人防火クラブ(婦人消防協力隊)を選定し、被災体験、炊き出し支援等被災者支援の対応状況等について聴取いたしました。ここでの聴取内容を数回に分けて全国の婦人防火クラブの皆様にお伝えすると共に、記録して保存していきたいと考えております。
 第1回目の今回は、福島県 二本松市女性防火クラブ、宮城県 岩沼市婦人防火クラブ連絡協議会、宮城県 名取市婦人防火クラブ連絡協議会の皆様にご協力をいただきましたので、紹介させていただきます。

二本松市女性防火クラブが行った活動について

福島県 二本松市女性防火クラブ

 東日本大震災における二本松市内の被害は、他と比較すると特に大きいとはいえないが、それでも全壊10棟、大規模半壊36棟 半壊300棟の被害が出ている。
 震災から4日目、隣接する浪江町から、原発の影響を逃れるために避難してきた約4千人の被災者の方たちがこの二本松市内に移動してきたことから、二本松市婦人防火クラブでは、避難所における炊き出しのほか、支援が届きにくい、空き家や親せき・知人宅などに身を寄せた被災者の方たちへの個別の物資提供という、難しい活動をやり遂げている。
 現在は、浪江町と大熊町の一部住民の仮設住宅が作られ、新たな防火対策とコミュニティーの構築が課題となっている。
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岩沼市婦人防火クラブが行った活動について

宮城県 岩沼市婦人防火クラブ連絡協議会

 東日本大震災における岩沼市内の被害は、死者182人、行方不明者1人、重傷7人、軽傷286人で、家屋の被害は全壊723棟、半壊1,582棟、一部損壊2,631棟で、床上・床下浸水はまだ調査中である(9月30日現在)。市の総面積61k㎡の48%にあたる29k㎡が浸水、田畑の塩害も酷く、農業にも大きな被害をもたらしている。被害が特に大きかったのは、沿岸の東部地区と玉浦地区である。
 婦人防火クラブは、東部・西部・中央地区から成っているが、前年のチリ地震による津波のあと、東部地区が津波の被害等に遭った場合は、西部地区が炊き出し等の支援を行う、といった、相互応援体制について話し合っていたため、通信手段が断たれた中においても消防のバックアップのもと、地震当日から地域連携で婦人防火クラブとして炊き出しを継続的に行った。
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名取市婦人防火クラブが行った活動について

宮城県 名取市婦人防火クラブ連絡協議会

 東日本大震災による被害は、宮城県による9月16日時点の発表によると、死者911人、行方不明者71人、重症14人、軽傷191人、家屋は全壊が2803棟、半壊949棟、一部損壊8739棟に上る(床上・床下浸水については調査中)。火災も12件発生。特に被害が大きかった地域は、太平洋岸の閖上地区と下増田地区である。
 この両地区はあまりに被害が大きかったため、それ以外の6地区の婦人防火クラブが協力しあい、名取市ボランティアセンターとの連携のもと炊き出し支援を継続して行った。閖上地区の婦人防火クラブでは、住民が離散してしまっていることから、現在でも地区内の10地域のうち、3地域からしか役員を出せない状態である。しかし、活動の重要性は地域で認められているところであり、組織は維持しつつ復興の状況をみながら、無理のない形での再開を検討していきたいとしている。
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