地域防災力の向上を図り、地域における自主防災組織の組織化と活動活性化のために活躍できる人材を養成するため、(財)日本防火協会と鳥取県との共催により「平成23年度自主防災組織リーダー研修会」を開催しました。
【日時/会場/参加者数】
1日目:10月1日(土)/倉吉市灘手公民館(鳥取県倉吉市)/約80名
2日目:10月2日(日)/倉吉体育文化会館(鳥取県倉吉市)/約60名
■1日目
『開会式』
普通救命講習 鳥取県危機管理局 杉本消防防災課長が開会の挨拶を行いました。
『普通救命講習』
講師:鳥取中部ふるさと広域連合消防局倉吉消防署
訓練用の人形を使用し、参加者全員が1人ずつ体験しながら、AEDの使用法や心肺蘇生法について指導を受けました。
- 感想:実際に身体で憶える事は理解度も高く良かった。また、全員が行える点も良かった。講師の方も明るい雰囲気で講義をいただき、楽しく学ぶことが出来た。
- 感想:以前に救命の研修を受けたことがあったが忘れてしまっていた。何度も勉強することが必要だと思った。
『起震車体験』
講師:鳥取中部ふるさと広域連合消防局倉吉消防署
参加者全員が、順番に起震車を体験しました。同時に、待ち時間を利用して、日頃の活動状況や活動上の問題点・対策等についてグループごとに意見交換を行いました。
- 感想:地震の実際の揺れが体験できたことは良かった。
- 感想:皆が参加し、話し合ってコミュニケーションできてよかった。
■2日目
自然災害の基礎知識 鳥取県 城平危機管理局長が開会の挨拶を行いました。
『自然災害の基礎知識』
講師:鳥取地方気象台、鳥取県県土整備部治山砂防課
前半は地震と津波について、後半は土砂災害について講義をいただきました。それぞれ、メカニズムや対策、対策をとる上で有効な防災気象情報等について説明いただきました。
- 感想:講師の説明のスピード、リズムが良くて退屈しなかった。内容もよく理解できた。
- 感想:気象情報の各種警報・注意報の見方が変わる機会になった。
『自主防災組織の必要性について』
講師:鳥取県消防学校
平常時・災害時における自主防災組織活動の必要性や、共助の前提である自助について講義いただきました。
- 感想:各場所でとっさにすべきことが詳しく書いてありとても良かった。
- 感想:出来ることから始めていきたいと思った。
『防災ゲーム:クロスロード』
講師:神戸クロスロード研究会 理事 吉本 和弘 氏
「3千人に2千人分の食糧を配るか」といった、過去の災害時に実際に生じた課題について検討しました。設問ごとに、各自がYES/NOで答えを示し、その理由についてグループで意見交換を行った後、講師から、当時の実際の状況や現場でとられた対策等について紹介いただきました。
- 感想:プレイヤーが意見を気軽に言い合えるものだと感じた。是非、地域に持って帰って実践してみたい。
- 感想:少数意見でもなるほどと思えることが多くあった。リーダーの言う方向に皆が動くので、判断は重要な任務だと思った。
『閉会式』
(財)日本防火協会理事長 吉田様から閉会の挨拶をいただきました。