福島県女性防火クラブ連絡協議会で会長の交代がありました。
新しく会長に就任しました福島県女性防火クラブ連絡協議会 渡部会長より、ご挨拶を寄せて頂きましたので紹介させて頂きます。
渡部光子 新会長 この度、福島県女性防火クラブ連絡協議会の役員改選によりまして、園部キヨ子前会長の後任として会長に就任しました渡部光子でございます。
はじめに、東日本大震災により犠牲となられた方々の御冥福と、被災された方々、原子力発電所事故により今なお避難されている方々に心からお見舞い申し上げます。
会長に就任するにあたりましては、大きな責任と不安を感じているところですが、(財)日本防火協会、福島県、会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部を始めとする関係機関や県内の女性防火クラブ員の皆様方の御協力をいただきながら精一杯がんばって参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年、福島県は、東日本大震災と原子力発電所事故、更には集中豪雨や台風による災害と、度重なる災禍に見舞われました。このような中、県内のたくさんの女性防火クラブ員が、避難所での炊き出しや救援物資の配布などの支援活動にあたりました。改めて、大規模災害時における女性防火クラブが果たす役割の大きさについて、再認識したところです。
また、昨年の福島県内における火災は851件発生しており、高齢者の方々が犠牲になる例が多い現状にあります。住宅用火災警報器の普及啓発活動を始め、女性防火クラブの活動は家庭や地域を守るという重要な役割を担っているものと考えております。
さらに、現在、福島県内には1万戸を超える応急仮設住宅があり、一旦火災が発生すると大きな被害になることが予想されることから、秋季・春季全国火災予防運動において、防火思想の普及・啓発活動の一層の推進が必要であると考えております。
今後も「家庭の中、地域の中から火をださない」「自分達の地域は自分達で守る」を合い言葉に、火災予防の知識の習得や地域住民に対する防火啓発活動を県内女性防火クラブ員で取り組んで参りますので、関係機関の皆様方のなお一層の御指導と御鞭撻をお願い申し上げまして、会長就任の御挨拶とさせていただきます。
福島県女性防火クラブ連絡協議会
会 長 渡部 光子