一般財団法人日本防火・防災協会

「第６４回富山県小学生火災予防研究発表大会」を行いました。

　富山県では、毎年、秋季全国火災予防運動にあわせて、県内の小学生を対象として、火災予防に関する研究、体験等についての発表大会を開催し、 防火思想の普及・啓発と少年消防クラブの発展向上を図り、火災のない安全で住み良い地域づくり・郷土づくりを推進しています。
　今年は、平成３０年１１月１７日（土）に富山県教育文化会館（富山市舟橋北町）で開催され、県内の１６校１１２名の小学生が、研究成果について元気よく発表を行いました。

　今回の大会で、特選及び北日本新聞社賞を受賞した南砺市立井口小学校は「井口を火災から守るためにわたしたちにできること　～井口地域の消防団の熱い思いに学ぶ～」と題して発表しました。 地元の消防団や消防署への取材内容をまとめた消防団新聞や防火新聞を作成し、全戸に配布するなど、地域と密着した独自の取組みを行った点が評価されました。

　また、金賞を受賞した高岡市立定塚小学校は、「つながろう！　定塚のまちと」と題して発表しました。地域の高齢者や障がい者と交流し、様々な立場を踏まえて火災予防の普及啓発を行った点が評価されました。

「第１４回西条市少年消防クラブ大会」を開催

　西条市消防本部では、秋季全国火災予防運動行事の一環として平成３０年１１月４日（日）に西条市丹原文化会館において、「第１４回西条市少年消防クラブ大会」を開催いたしました。
　開会式では、各クラブ育成に功績のあった２２名の指導員が、西条市少年消防クラブ連絡協議会長から感謝状が贈られました。
　研究発表では最初に、友情出演として、幼年消防クラブ員によるダンスと歌が披露され、一人一人が力を合わせてくれました。 続いて、４クラブの少年消防クラブ員が火災予防等について学習、研究した成果を発表しました。

　最後に、西条市消防団団本部女性部の皆さんが「友だちを救え、大切ないのち」の寸劇を発表してくれました。
　閉会式では、クラブ員の代表者が、「これからも火災予防の活動を積極的に行います。」と誓いの言葉を述べました。
　この大会を通して、クラブ間の相互親睦を深めるとともに、防火意識の高揚が図られたいへん有意義な大会になりました。

「少年消防防火書道大会」を開催

　伊万里・有田地区では、少年期における火災予防思想の普及と防火意識の向上を推進しています。
今年度も、火災予防啓発活動の一つとして、少年消防クラブ員（伊万里市内小学校６年生）を対象に「少年消防防火書道大会」を平成３０年１１月１５日（木）に開催しました。
　この取り組みは、防火書道を通して少年期における火災予防思想の普及と防火意識の高揚を図ることを目的として実施したものです。
　少年消防クラブ員たちが、心を込めてつづった「火災予防」のメッセージを伊万里市民図書館展示ホールに展示することで、クラブ員だけではなく来館者の防火意識の向上にも貢献することができたことと思います。
　防火書道の取り組みは、学校教育の一環として根付いており、今年度は４８７名の参加を得ることができました。この取り組みを、これからの将来を担う児童たちへの火災予防啓発活動のひとつとして更に発展させていければと考えています。