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2005年11月

8.道府県婦人防火クラブ連絡協議会 会長だより

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岡⼭県婦⼈防⽕クラブ連絡協議会会⻑
吉岡 伸⼦

 私たちの住む町は岡⼭県のほぼ中央に位置し、⼈⼝約2,800名の⼩さい⼩さい 町だった。現在は昨年10⽉に合併して約4万名の市になったが、合併したからと ⾔ってすぐには様⼦は変わらない。
 忘れもしない平成8年10⽉24⽇。その⽇は抜けるような秋空の下、有漢町婦⼈ 消防隊の7名は、横浜の⽇本消防協会中央消防訓練場で1年半の努⼒の集⼤成 を、多くの観衆の前で⼒⼀杯披露した。その結果は誰もが予想だにしていなかっ た堂々の3位。銅メダルを胸に満⾯の笑みと⾔いたいところだが、目に涙を⼀杯 ためて喜びにあふれていた。これは岡⼭県代表として出場した婦⼈消防隊の操法 訓練⼤会での⼀場⾯だ。昭和57年に設⽴した有漢婦⼈防⽕クラブの14年経っての 初めての快挙に⼩さな町は沸いた。約1年半、地元の消防団の団員さん、消防本部の職員さん、県の 消防学校の先⽣⽅、その他町⺠皆さんの物⼼両⾯の⼒強い応援があって得た栄冠だ。
 あれから3年、私たちが努⼒して得たものを、なくしたくないという隊員の強い希望で、⼥性消防 隊を⽴ち上げた。これもまた多くの皆さんのご協⼒ででき上がったものだ。操法⼤会に出場したのは 7名だけだが、⼀般に募集をかけて20名で出発した。実際の消防業務にはなかなか携わることはでき ないが、予防消防を主とした活動を今も続けていて、町⺠に喜ばれている。苦しい練習の⽇々は泣く ⽇もあったが、今では楽しい思い出となり、それを糧に今も頑張っている。

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