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2005年6月

7.地方からの便り

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⻘森県 板柳町消防本部

 「⺠間防⽕組織等の防⽕・防災普及啓発推進助成事業」に係る平成16年度助成事業資器材活⽤状況について、板柳町消防本部(板柳町幼少年婦⼈防⽕委員会)から、次のとおり報告がありました。

防⽕防災訓練⽤資器材助成事業資器材の活⽤状況

実施年⽉⽇実施場所実施内容
平成16年4⽉18⽇板柳町消防庁舎 春の⽕災予防運動の⾏事として「しょう ぼう広場を」開催し、各種コーナーを設 けて防災・防⽕・救急について理解を深 めてもらった。この中で「救急救命コー ナー」を設け、来場者に⼼肺蘇⽣法を体 験してもらった。
平成16年5⽉6⽇ 社会福祉法⼈ つがる三和会 各事業所等において職員等を対象に、 「普通救命講習会」「普通救命再講習 会」を開催
平成16年5⽉8⽇ 株式会社 津軽りんご市場
平成16年5⽉14⽇ 有限会社 丸源産業
平成16年8⽉20⽇⽇新町内集会所
平成16年9⽉9⽇板柳町役場
平成17年2⽉27⽇ 社会福祉法⼈ 鶴住会
平成16年6⽉14⽇板柳町消防本部 幼年消防クラブ指導者を対象に、普通救 命講習会を開催した。
平成16年7⽉2⽇板柳中学校 板柳少年消防クラブ中学2年⽣クラブ員 を対象に、普通救命講習会を開催
平成16年7⽉2⽇板柳南⼩学校夏休みを前に、教師、PTA会員を対象に、⼼肺蘇⽣法講習会を開催
平成16年7⽉12⽇ ⼩阿弥⼩学校
平成16年11⽉28⽇板柳町公⺠館消防団員を対象に普通救命講習会を開催
平成17年2⽉20⽇板柳町公⺠館消防団員を対象に普通救命講習会を開催

 写真は、板柳中学校において、平成16年7⽉2⽇、板柳少年消防クラブ中学2年⽣クラブ員を対象に開催した普通救命講習会の模様です。


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⻘森県 弘前地区消防事務組合消防本部

 昨年の5⽉26・27⽇、6⽉1・2⽇、17⽇の5⽇間、弘前地区消防事務組合管内の藤崎地区婦⼈防⽕クラブ員(⼯藤勝⼦委員⻑・クラブ員15名)により、藤崎町内5幼保育園(藤崎幼稚園・藤崎保育所・ふじ保育園・⻄中野目保育所・⼩畑保育所)の園児188名を対象に紙芝居や防⽕ビデオの上映会が実施されました。園児に⽕に対する正しい知識を習得させ、防災意識の⾼揚を目的として活動を実施しています。
 この⾏事は、藤崎地区婦⼈防⽕クラブの年間事業の⼀つとして実施しているもので、関係者や園児から好評を得ています。


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⼭⼝県 下関市消防局

 平成17年5⽉21⽇(⼟)、第17回防災フェア(⽇本防⽕協会、下関市少年婦⼈防⽕委員会主催)が下関競艇場で開催されました。
 幼年消防クラブによる防⽕遊戯や防⽕ゲーム、婦⼈防⽕クラブ員を中⼼とした消⽕バケツによる消⽕競技⼤会、事業所を対象とした屋内消⽕栓による消⽕競技⼤会、⾃動体外式除細動器(AED)による⼼肺蘇⽣法が体験できる救急法コーナー、起震⾞による地震体験コーナー、はしご⾞体験乗⾞、住宅防災機器コーナー、ボート乗船コーナーなど18のコーナーを設け、来場者約6,000⼈が楽しく体験しながら防⽕防災を学びました。

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熊本県 天草広域連合消防本部

 御所浦⼩学校・嵐⼝⼩学校・御所浦南⼩学校の3校が統合し、御所浦⼩学校が誕⽣しました。これに伴い嵐⼝⼩学校にあった少年消防クラブが25年の⻑い歴史を閉じ、新たに御所浦⼩学校少年消防クラブが発⾜、結成式が5⽉19⽇同校体育館で⾏われました。
 結成式には、御所浦町⻑、消防団⻑、辻⽥校⻑、教育⻑など関係者が出席され、クラブ員⽒名発表後、天草地域幼少年婦⼈防⽕委員会会⻑からクラブ員49⼈⼀⼈ひとりに⼿帳が授与され、クラブ員を代表して吉本サヨリ副隊⻑が「きまりを守り、クラブ員として恥じない⾏動でその発展に努めます。」と⼒強い誓いのことばを述べました。
 出席者から「いろんな活動を通じて、消防及び⽕災などに対する知識を⾼めてください。」と激励の⾔葉がありました。

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福井県 婦⼈防⽕クラブ連絡協議会
会⻑ ⼩川英⼦

 平成16年7⽉18⽇未明から福井県美⼭町内全域で降り始めた⾬は、1時間で最⼤88ミリ、積算降⽔量285ミリという驚異的な集中豪⾬を記録しました。(1時間あたり20〜25ミリの降⽔量で傘をさしていてもズブ濡れの状態 になると⾔われています。)この降⽔記録は、福井気象台観測史上2番目となるもので、この記録的豪⾬により、⼟砂崩れや⾜⽻川の氾濫が発⽣し、美⼭町内のほぼ全域で甚⼤な被害が発⽣しました。被害概要は、次の資料のとおり報告され ています。

【福井豪⾬に関する被害概要(8⽉25⽇現在)】 (資料︓「広報みやま」より)

■災害の発⽣⽇時︓平成16年7⽉18⽇(⽇)未明
■災害対策本部設置︓平成16年7⽉18⽇(⽇)午前6時00分
■避難状況︓避難勧告(最⼤) 【地区数】5地区/6地区
【世帯数】1,100世帯/1,415世帯
【⼈数】3,992⼈/5,250⼈

■⼈的被害

区分被災者数
死亡1名
⾏⽅不明者1名
負傷者3名

■住宅等の被害

被害状況世帯数
全壊35世帯
半壊37世帯
⼀部破壊25世帯
床上浸⽔138世帯
床下浸⽔172世帯

■非住宅の被害

区分棟数
⽂教施設3棟
診療所等1棟
福祉施設1棟
その他の公共施設12棟
公共施設以外の非住宅739棟

■公共⼟⽊施設の被害

区分箇所数
道路59箇所
橋りょう4箇所
河川120箇所

■その他の被害

区分被害数
鉄道不通1箇所
⽔道568⼾
電気978⼾
電話572⼾

■⽔道・下⽔道施設

区分被害数
簡易⽔道18施設
下⽔道6施設

■農林⽔産業施設の被害

区分箇所・区域
農業⽤施設
(農地・施設)
502箇所
農作物被害(稲) 221.5ha
林業施設233箇所

■商⼯業の被害

区分事業所数
商業・その他169箇所

復興する美⼭町蔵作の劇団「ババーズ」

 福井豪⾬で死者・⾏⽅不明2⼈、77⼾が全半壊するなど被害が⼤きかった福井県美⼭町。中でも被害がひどかった同町蔵作地区の⾼齢者たちの劇団「ババーズ」が話題になっています。団員のほとんどが床上浸⽔などの被害をうけ、中には住宅が全壊した⼈もいます。仮設住宅での暮らしが続くなど厳しい⽣活条件下、「いつまでも落ち込んでいられない」と⼈⽣経験豊富な⼥性たちが⾒せる明るい味のある演技が受け、たくさん講演依頼がきています。
 メンバーは56〜81歳の16⼈。うち14⼈の⾃称「ばばあ」から劇団名を取り2002年に結成。⾼齢者サロンで講師をしていた元⼩学校校⻑の林幸男さん(68)が呼びかけました。平均年齢70歳のおばあちゃんたちがアドリブを効かせた喜劇を演じ、集落内外から訪れた⼈たちを楽しませています。豪⾬後は今年は講演できないという雰囲気がたちこめましたが、「ボランティアらのおかげで少しずつ復興している美⼭の姿を発信したい」と話し合って、昨年の11⽉から活動を再開しています。

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島根県 雲南消防本部

 雲南消防本部では、5⽉22⽇(⽇)に防⽕クラブ会⻑会議を消防本部⼤会議室において開催しました。現在、管内には366の防⽕クラブが結成されており、“私たちの地域は私たちで守る”を合⾔葉に消⽕訓練・防⽕座談会・救急法等を各地域で開催し、防⽕の輪を広げています。
 会議に先⽴ち、平成17年度優良防⽕クラブとして、9クラブを表彰しました。
 会議では、防⽕・防災知識の普及徹底を図るとともに、活動を活性化させるため、情報交換等を⾏い、また、住宅⽤防災警報器の設置についても説明等を⾏ないました。
 今年は,雲南防⽕委員会結成20周年記念式典を秋に控えており,引き続き未結成地域には呼びかけを⾏なっているところです。
 なお,平成17年4⽉28⽇付けで「雲南少年婦⼈防⽕委員会」から「雲南防⽕委員会」に名称を変更しました。


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