
8⽉27⽇(⼟)・28⽇(⽇)の2⽇間、広島市⽴緑井⼩学校にお
いて、⾃主防災会など約800名が参加し、「平成17年度安佐南
区防災訓練・防災フェア」が実施されました。
この⾏事は、9⽉1⽇の「防災の⽇」にちなみ、安佐南区全
域が⼤規模地震により壊滅的な被害を受けたと想定し、緑井⼩
学校区で地元⾃主防災会連合会、区役所、消防署、消防団及び
防災関係団体が⼀体となり、⽣活避難場所運営マニュアル検証
訓練及び体験習得訓練などの防災訓練を実施し、併せて防災
フェアを実施することによって、地元住⺠の防災意識の向上と
災害に強い区⺠作りを目的として実施されたものです。
第1部訓練では、地域住⺠による避難・参集訓練として、情
報収集・伝達訓練、避難訓練・避難誘導訓練等が⾏われ、第2
部訓練では、地震災害想定訓練として、⾃主防災会・地元消防
団による訓練等が⾏われました。
第3部訓練は、翌⽇朝7時まで被災体験宿泊訓練として、170
名が参加して⾏われ、その中で救急応急処置講習や⾷料、⽣活
品配布訓練などが⾏われました。
5⽉から約4か⽉の訓練準備期間を設けて、運営本部の各班
毎に、訓練項目や内容を決定し、その決定事項を各町内会に持
ち帰り住⺠に説明し、訓練を実施した体制は、他の⾏事と同様
であり、防災訓練と⾝構えることなく実施できることが住⺠に
理解され、町内会における⾃主防災組織の位置付けが明確に理
解されました。
また、今回の訓練は、役員以外の⾃主防災会員も含んで、避
難訓練、参集訓練、宿泊訓練が実施されたため、学区内の⼀体
感が⽣まれたという意⾒が多数を占めました。
そして、参加者が訓練の必要性を認識するとともに、要援護者に対する⾃主防災会の援助の必要性
が新たに認識されました。しかし、要援護者を事前に⾃主防災会が知っておくには、地域の⽇頃から
の付き合いの中から把握することが必要であるという課題や、炊き出し訓練で、各家庭や事業所から
借⽤した器具については、記録しておき、実災害時に活⽤できるのではないかと、新たに、⽣活避難
場所運営マニュアルに追加する項目についての課題などが提起されました。
⾃主防災会員に、避難、参集、⽣活避難場所運営、消⽕、救助、宿泊等の各種体験を地域ぐるみで
⾏うことにより、わが⾝を災害から守るのは、近隣住⺠との⽇頃からの付き合いや地元企業との連携
の必要性が⼗分認識され、地域の防⽕・防災意識の⾼揚が図られました。



豊かな緑と清流に恵まれ、北海道の屋根⼤雪⼭と⼗勝岳連峰
を背にした農業と観光を基盤とする美瑛町、東川町、東神楽町
の⼤雪地区。9⽉13⽇(⽕)、美瑛町で⼤雪消防組合管内の婦
⼈防⽕クラブ⼤雪地区⼤会が開催され、クラブ員や他の団体、
職員を含め170⼈余りが参加しました。
⼤会は北海道少年婦⼈防⽕協議会会⻑の挨拶から始まり、美
瑛町⻑の歓迎挨拶へと進み、優良婦⼈防⽕クラブとして、⽕災
予防の広報、災害訓練、救命・防⽕講習などを積極的に取りく
んできた、美瑛町婦⼈親交会防⽕クラブが表彰を受け、北海道
上川⽀庁地域政策部⻑より祝辞をいただきました。
その後旭川地⽅気象台次⻑による特別講演が⾏われ、気象のメカニズム、⽣活に密接した気象の知
識をわかりやすく説明していただきました。
クラブ員の体験発表では、これまでの活動や経験を通じて、今後の防災に対してのありかたや、活
⽕⼭をかかえる町の住⺠としての⼼がけなどを発表し、引き続き婦⼈防⽕クラブ員主演の⾃主制作防
⽕映画を上映、ドラマ風に仕上げた映画に会場は笑いと拍⼿で盛り上がりました。
⼤会も終盤に⼊り、⽕災のない平和で豊かな街づくりのため、この⼤会を契機に決意を新たにした
防⽕宣⾔を⾏い、美瑛町婦⼈親交会防⽕クラブ会⻑の閉会あいさつを最後に地区⼤会は関係各位のご
協⼒のもと盛会裡のうちに終了しました。



市⺠に防災意識を⾼めてもらおうと、釧路市連合防災推進協
議会などの主催により9⽉25⽇(⽇)、釧路市消防本部、釧路市
⺠防災センターで「釧路市・阿寒町・⾳別町の3市町合併記念
防災ワンデー2005」を開催し、⼤勢の市⺠で賑わいを⾒せま
した。
折原勝副市⻑などの開会宣⾔に続き、オープニングイベント
として、釧路市⼤楽⽑よしの幼稚園幼年消防クラブ員による
「よしの太⿎」が披露され、かわいいばちさばきに市⺠から⼤
きな拍⼿がおくられました。
会場内には、防災グッズ、住宅⽤⽕災警報器、NHKのスキップバックレコーダーや中継⾞など展
⽰したほか、地震体験装置による家具などの転倒防⽌グッズを⽤いた実験が⾏われ、その効果に多く
の市⺠が感⼼していました。
また、「津波を知る」をテーマとした防災講演会では、
1960年のチリ沖地震での津波襲来時、その恐ろしさを体験し
た浜中町の⼭⽥敏明さんが、体験談を交えながら講演されたほ
か、釧路地⽅気象台の職員が津波のメカニズムなどについて解
説し、市⺠に防災への⼼構えを呼びかけました。
はしご⾞の試乗体験やレスキュー隊員による訓練も公開さ
れ、隊員らの素早い動きに訪れた市⺠から「早いね」と驚きの
声が上がりました。⺟親と訪れたよしの幼稚園の柳澤直歩君(5
歳)は「ラーメンおいしかった」、「楽しかった」と消防施設
に目を輝かせていました。
1年に1回の恒例⾏事として定着しつつある「防災ワンデー」を、家族みんなで地震や消⽕活動など
について、考える機会にしてほしいと願っています。





10⽉2⽇(⽇)9時30分より、豊⽥市消防本部庁舎内におい
て「YOU・遊︓消防フェスタ2005」が盛⼤に開催されまし
た。
今年度は、晴天の中での実施となり、汗ばむほどの陽気で多
くの市⺠の⽅々が来場しました。今回で25回目の実施とな
り、地域の中でのイベントとしても浸透し、クラブ員や多くの
市⺠が来場しました。
始めにオープニングセレモニーを実施し、豊⽥市⻑挨拶の
後、少年消防クラブ防⽕作品、幼年消防クラブ消防⼦ども写⽣
⼤会の表彰式を⾏いました。表彰式では、緊張した顔つきで各賞の表彰授与者から賞状を受け取り、
防⽕に対し更なる意識を⾼めていた様⼦でした。
その後、ステージでは、消防⾳楽隊の演奏、ひまわりフェアリーズ(⼥性消防団員)の演技などを
⾏い、ステージ前には、多くの来場者が集まりました。そして、豊⽥⼤和幼稚園幼年消防クラブのド
リル演奏では、⼦どもたちの⼀⽣懸命の演奏、演技に魅せられ訪れた市⺠の⽅々も笑顔でドリル演奏
を聞いていました。
展⽰コーナーでは、愛知県防災航空隊、万博消防署の紹介コーナー、防災⽤品展⽰など普段目にし
ない資機材もあり、実際に資機材を⼿に触れて興味深げに⾒ている来場者もいました。体験コーナー
では、ちびっこレンジャー、はしご⾞試乗、初期消⽕訓練、地震体験など親⼦で楽しみながら防災に
対し、理解を深めている様⼦が伺えました。
また、婦⼈防⽕クラブ員は、非常⾷試⾷、⼿作りキーホル
ダーなどの各コーナーで、参加者と触れ合いながら防⽕の⼤切
さを来場者に伝えていました。
最後にステージでは、ビンゴ⼤会を⾏い、ビンゴ⼤会の最中
に豊⽥消防のキャラクター(ファイヤーマン)が、⼼臓発作を
起こし、敵役のファイヤーデビルがAEDを使⽤しファイヤーマ
ンを救命する寸劇「ファイヤーマン奇跡の復活(消防職員演
出・演技)」が始まると、ビンゴカードを⼿にした⼦どもたち
は、目を輝かせながらファイヤーマンを応援していました。そ
して、復活したファイヤーマンを交え、ビンゴ⼤会が再開し、ビンゴが成⽴した来場者には、賞品
(防災⽤品・住宅⽤⽕災警報器など)が⼿渡されました。
当⽇は、約5,500名の来場者を数え、幼年・少年・婦⼈防⽕クラブ員、市⺠も楽しみながら防⽕・
防災の意識を⾼め、有意義な⼀⽇を過ごしていました。





この⼤会も回を重ね、今年で第13回となり、郡保育協議会
等の皆さんのご協⼒をいただき、毎年実施しています。
今年も、管内の6保育園(所)の園児及び未就園児(保育園
に⾏っていない⼦ども)680名、保育⼠140名と関係者が⼀同
に会し、⽕遊びの怖さ、⽕の⽤⼼の⼤切さを遊びの中から、学
んでいただきました。
また、今年も財団法⼈⽇本防⽕協会の共催⾏事として盛⼤に
開催することができました。
本⼤会の実施内容といたしましては、午前の部では、「⽕の
⽤⼼の歌の⼤合唱」、「園児による⿎笛演奏」、「園児代表に
よる防⽕のちかい」などで、⽕遊びに起因する⽕災の撲滅を図
りました。
更に、元NHK教育テレビの幼児番組に出演されていた、⽶⽥
和正さんを代表とする「みんなげんきジム」の皆さんによるコ
ンサートを開催しました。
芝⽣の上で⾳楽に合わせて⾶んだり、跳ねたり、転げまわっ
たりして楽しい時間を過ごしていただきました。
午後は、各遊びのコーナーを設け、⾃由に遊び、体験する中で「⽕の⽤⼼」を呼びかけ、特に、⾃転
⾞を⽤いての昔懐かしい紙芝居には、⼦どもたちは目を輝かせ熱⼼に聞き⼊り楽しんでいました。
しかし、この⽇はあいにく朝から雲が多く、風の強い⽇で屋外での実施が危ぶまれ、午後の部終了
間近で⾬が降り出してしまいましたが、⼦どもたちは⼗分に楽しんでくれたと思います。
⽕災の撲滅は、幼児期からの教育、躾が⼤切であるとの認識の基、あらゆる機会をとおして、今後
も⽕災予防を訴えていきたいと考えています。



釜⽯⼤槌地区⾏政事務組合消防本部は、1市1町で構成する
岩⼿沿岸にあって、陸中海岸国⽴公園の中央に位置する海と⼭
に囲まれた、風光明媚な⾃然に恵まれた所にある⼈⼝6万2千
余⼈で、消防職員105名の中規模の消防本部であります。
平成17年10⽉11⽇(⽔)午前10時から12時まで、市内の
「昭和園グランド」を会場に、恒例の「釜⽯地区幼少年婦⼈防
⽕委員会」主催、「財団法⼈⽇本防⽕協会」共催による「第7
回消防ふれあいフェスティバル」が華やかに⾏われました。
716名の幼年消防クラブ員の⼦供たちと消防関係者との「ふれあい体験」は、⽗⺟や地域住⺠が参
観する中で、第1部の開会式のセレモニーが⾏われ、可愛い園児による演技に⼤きな拍⼿と喝采が会
場にこだまし、締めくくりには代表園児の男⼥2名が「⽕遊びはしません︕」、「⽕のそばで遊びま
せん︕」、「みんなで⽕事を出さないように気をつけます︕」と3つの防⽕の誓いを全園児と⼤声で
唱和して約束され、同時にはしご⾞から吊された「くす⽟」が割られ、垂れ幕と紙吹雪が舞い散り華
やかな開会セレモニーとなりました。
第2部は、消防職員が演ずる訓練に対して、かけ声や拍⼿の
連続で驚きながらの⾒学となり、その後は、「バケツリ
レー」、「消防⾞と綱引き」に歓喜の声が上がりました。さら
に、「消防⾞両とのふれあい体験」では、消防⾞に乗ったり、
触れたり、記念写真の撮影など、笑顔いっぱいの楽しいフェス
ティバルとなり、幼児期において取り組んだこの感動が⼤⼈へ
の成⻑期に、必ずや効果が得られるものであり、所期の目的を
達成することができました。





10⽉14⽇(⾦)、富⼭県⽴⼤学グランドにおいて、射⽔消
防組合防⽕委員会((財)⽇本防⽕協会共催)による「第18
回幼年消防クラブのつどい」が開催され、射⽔郡内4町村21の
保育所、幼稚園の幼年消防クラブ員575名が参加して⾏われま
した。
開会式では、射⽔消防組合防⽕委員会⻑の⼟井由三⼩杉町⻑
が挨拶し、来賓祝辞の後、⼩杉町⾦⼭保育所の⼭本奈々華ちゃ
んと林佑⾹ちゃんが代表として「絶対に⽕遊びはしません」と
誓いの⾔葉を述べました。
幼年消防クラブ員たちは、県消防防災ヘリコプターが上空に停⽌してのけが⼈救助訓練や、射⽔消
防署のポンプ⾞とはしご⾞の放⽔訓練、消⽕器を使った消⽕訓練を⾒た後、各クラブの園児代表が⽔
消⽕器でビーチボールを当てる訓練を⾏いました。
また、クラブ員らは各園ごとにヘリコプターの前で記念撮影をし、笑顔を⾒せていました。
この⾏事により、園児達は幼年消防クラブ員としての⾃覚と⾃信を持ち、消⽕訓練を体験したこと
から、「⽕災予防」の⼤切さを学び、訓練を「⾒て」「聞いて」「体験」したことにより、⼀層消防
の仕事に興味を抱きました。
そして、各関係機関の代表者や⾒学の保護者も含め、消防業務や幼年消防クラブに対する理解がよ
り深められました。





岩国地区消防組合では、幼年期からの防⽕意識の⾼揚を図る
ために組合構成各市町村⼀団体設⽴を推進中で、本年11⽉2
⽇に管内10番目の周東幼稚園幼年消防クラブの結成式が⾏わ
れ、当消防組合から太⿎セット・法被・纏が贈呈されました。
周東幼稚園は昭和30年代に幼児園として設⽴、昭和53年
に学校法⼈となり現在に到っているものですが、太⿎隊は16
年前に町おこしのイベント⽤に企画された幼年・少年の周東町
ふるさと太⿎が、受け継がれているもので、今では幼稚園の運
動会、町の祭りや⽣涯学習発表会等において演奏を披露し、そ
の演技⼒は多くの⽅々から⾼い評価を得ており、結成式のアトラクションでの太⿎演奏は評判どおり
の熱演で会場を圧倒、集まった保護者はいつも以上の出来栄えに⼤変満⾜な様⼦で今後ますますの活
躍が期待されます。