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2006年1月

14.稲むらの火の紙芝居、DVDを作成

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内閣府政策統括官(防災担当)付

災害予防担当
 内閣府は、新たに「稲むらの火」の紙芝居、絵本、DVDなどを作成し、「稲むらの火」のホームページを設けました。こ内外で「稲むらの火」の物語を活用した津波・地震防災教育を学校や地域で推進していただくためのものです。
 「稲むらの火」は、史実に基づいた物語で、戦前から戦後にかけて、小学国語読本に掲載され、広く知られていました。そ2004年末のインド洋津波の発生や相次ぐ国内の地震を受けて、「稲むらの火」の物語は、今、再び脚光を浴びています。
 今後、内閣府は文部科学省やアジア防災センターと連携し、これらの教材を活用して、国内外の学校や地域で津波・地震の育を広げていくこととしています。主要なコンテンツは内閣府防災担当ホームページからダウンロードできるほか、内閣府や育委員会から借りることもできます。

<国内向け資料>
1.新作の紙芝居(内閣府監修)
内閣府が監修した小学生を主に対象と想定したもの。全16枚。史実にある堤防建設まで話に含めています。英語版も用意しす(印刷版はなく、3のCDに搭載)。下記2のDVD、3のCDにも所蔵されています。

2. DVD
以下の内容が収録されています。また、別途、英語版も用意されています。
① 1.の新作紙芝居。読上げ付きの動画形式。
② 静岡県内各地の17の人形劇団が集まったボランティアの方々20名により演じられている人形劇の 動画。国連防災世界会議にもパブリックフォーラムの一つとして参加。シナリオを公開し、他の方々 が演じることも歓迎としています。(詳しくは下記4のサイト参照。)
③ 静岡市の影絵劇団の方々により演じられている影絵劇の動画。シナリ オを公開し、他の方々が演じ ることも歓迎としています。(詳しくは下記4のサイト参照)
④ (3)の復刻版紙芝居((社)再開発コーディネータ協会が、昭 和17年製作の紙芝居を復刻)の動 画。読上げ付きの動画形式。

3.CD(内閣府監修)
① コンピュータ用版では新作紙芝居の印刷用の静止画像。紙芝居を作れます。日本語版、英語版を 搭載。
② 小学国語読本の「稲むらの火」の全文。
③ ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)“A Living God”の中の挿話全文(英語)。

4.内閣府防災担当ホームページ内の「稲むらの火と津波対策」のページ
「稲むらの火」の物語の紹介のほか、上記1~3に取り上げた資料、「稲むらの火」に関する諸資 料、津波対策の教材、関連サイトへのリンクなどを掲載しています。紙芝居、人形劇、影絵劇のシナ リオもダウンロードできます。
内閣府の「みんなの防災」のページにアクセスし(http://www.bousai.go.jp/minna)、「稲むらの 火」のスイッチから入れます。
主なページに対応した英語版のページも用意されています。

<海外向け資料>
1. アジア地域8カ国版「稲むらの火」のストーリーを利用した津波防災のための小冊子  バングラデシュ、インド、インドネシア、マレイシア、ネパ ール、フィリピン、シンガポール、スリランカのアジア地域8 カ国向けに作成しています。
 各国おとな用バージョンとこども用バージョンの2種類をそ れぞれ1,000部ずつ作成しています。(インドでは、それぞれ ヒンディ語、タミール語の2言語バージョンを作成しましたの で、合計18バージョンあります。)
 作成は、アジア地域でより効果的な防災活動を行うため、互 いの知識や情報を交換すべく設立されたNGOアジア防災・災害救援ネットワーク(ADRRN)に参画 するNGOが各国で、現地のイラストレータなどの協力を得て、委託先である(財)都市防災研究所 (アジア防災センター)の監修のもと行いました。日頃から地域に密着した活動を展開しているNGO としての経験を活かし、対象国の歴史・文化・社会的背景を踏まえて「稲むらの火」のストーリーの 紹介方法を工夫し、翻訳・翻案を行っています。「稲むらの火」のストーリーのほか、避難情報など の津波防災情報も含んでいます。
 冊子の配布は各NGOが現地での活動などを通して実施しています。
問合せ先:内閣府政策統括官(防災担当)付
電話03-3593-9394 FAX03 -3581-8933

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